左:ドメーヌ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ブラン 2008年
右:ドメーヌ・デ・コント・ラフォン ムルソー・クロ・ド・ラ・バール 2015年
左はゴールド、黄金色が濃く出ています。
香りはトロピカルな雰囲気、熟したパイナップル。
鋭い酸とミネラルを強く感じます。
飲み進むとミネラル感がどんどん増していきました。
右はグリーンの近いレモンイエロー。
こちらは熟した洋梨。パイナップル、すこーしミント。
アタックは力強く、最後にナッツのような香ばしさ。
余韻は長く続きます。
こちらの方が比較的酸がおだやか。
ルフレーヴは、ピュリニィ・モンラッシェのトップドメーヌ。
2015年に亡くなった醸造家アンヌ・クロードは世界最高の白ワイン生産者といわれ、1997年には畑を完全にビオディナミ農法に転換。甥のブリス・ド・モランディエールが現在の当主です。
コント・ラフォンはコシュ・デュリやルーロと並ぶムルソー3大生産者のひとり。
4代目当主ドミニク・ラフォンは2006年のデカンター誌で世界の白ワイン生産者第2位。ルフレーヴと同じころ、ビオディナミ農法に全面転換し、いちはやくディアムの導入を始めました。
ムルソー・クロ・ド・ラ・バールは、家のすぐ近くの畑でコント・ラフォンのモノポール。古樹の割合が高く1級畑のポテンシャルを持つ、村名だけれども価値のあるキュヴェとして知られています。
両方とも素晴らしいワインで、飲み比べが出来たのはこの上なくありがたいことでした。
地方名ワインと村名ワインなので、正確な飲み比べではないかもしれませんが…
私は、比較対象があると味の違いが頭に入りやすいと思っています。