Emioワインについて
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私のワインの思い出は、飲んだワインがとても美味しかったという味わいの思い出と、もうひとつあります。
それは、「誰と飲んだのか」という思い出です。
このワインは仲間と飲んでこんな会話をしたな、とか
あのワインはお客様と飲んであんな話で盛り上がったな、とか
ひとつひとつ、飲んだワインの背景に一緒に飲んだ人がいるということ。
それはすごく素敵なことだと思いました。
美味しいワインとお料理があると、ワクワクして夜ご飯が待ち遠しくなります。
そして一緒に飲む人がいると、より楽しいひとときを過ごせます。
ワインは人生を豊かにしてくれるものだと、私は思います。
素敵な思い出を作ることができて、人生を豊かにしてくれるそのワインに携わっていきたいと強く思いました。
好きなことは趣味ですればいいと思って今まで生きてきましたが、
この年齢になって初めて、どのみち仕事をするのならば
好きなことを仕事にしたいと、強く思うようになったことが理由です。
ワインショップやワインバーを開業するとなると、資金は最低でも300万円程度は必要です。
そして毎月の家賃がかかってきます。
子供を育て上げ、家のお金はスッカラカンです。
商品を揃えるための資金、それに軌道に乗るまでの半年分位の運転資金など、
私にはとても用意できませんでした。
5年間、往復3時間かけて通勤したワインショップでは本当に色んな勉強と経験をさせていただきました。
熱く語り合う仲間もできました。
宝物のような5年間でした。
ただ、年を重ねると、毎日の通勤時間がさすがに堪えるようになってきて、
自問自答を繰り返す日々が続きました。
そんなときに、店舗も在庫も持たない販売スタイルを貫くワイン屋さんに出会い、
その方法を伝授していただくことになりました。
半年間の勉強をしたあと酒販免許の取得を果たし、
最低限の初期費用でワインの小売業をスタートさせることができました。
無駄な取り寄せはせずに、本当にお客様ひとりひとりのために必要なワインだけを仕入れています。
在庫はないので、「売らないといけないワイン」はありません。
お客様に合ったワインをコーディネートできるのは、このスタイルだからこそです。