後味爽やかなシェリー、マンサニーリャ

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15世紀の大航海時代に、船の上では日持ちする水分が必要だったことから生まれたシェリー酒は、スペイン、アンダルシア地方へレスの周辺で造られる白ワインの一種です。
難しい言い方になりますが、分類上は酒精強化ワインといって、ブランデーを添加して造られます。

甘口から辛口まで幅広く、「フロール」と呼ばれる酵母を用いる独特の味わいは、一度ハマると危険なくらい人を魅了するワインです。辛口シェリーに使われるブドウ品種はパロミノで、とくに特徴のない品種なのですが、その個性のなさがシェリー特有の香りを邪魔せず調和するため、選ばれました。

「フロール」とは、日本語で「産膜酵母」といいます。
熟成中の液体の上を、花(フロール)のように酵母が覆い、長い時間を共にします。そのため、独特の風味をもたらします。冷やすととても爽やかに感じられ、特にマンサニーリャは、大西洋に面した場所で熟成されるために、軽やかでソルティな味わいになります。

釣りたての新鮮なハマチを、カルパッチョとしゃぶしゃぶにしてマンサニーリャを合わせました。
カルパッチョにはレモンと塩を強めにきかせて。マンサニーリャの塩味のあるアフターと程よい酸化熟成感が、新鮮な魚料理とよく合います。

マンサニーリャをトニックウォーターで割って楽しむと、これもまた少し甘めの炭酸との相性が抜群で、飲み進むこと間違いありません。