ワインの保管の大事な話

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ありがたいことに、「ワイン好きな人」と周りに認知されると、嬉しいお裾分けをいただく機会に恵まれます。

お酒を飲まないのにプレゼントでもらったワインがたくさんあるからどうぞ飲んでくださいと、いただいたことがありました。「もらってから何年か置きっぱなしにしていたので、飲めなかったらごめんなさい」と渡されたそれは、世にも悲しいワインになっていました。でも残念な味わいを味わう、本当に良い勉強になりました。

ワインは保管状態が命です。
ナマモノと思っていただいていい飲み物です。
お酒を飲まない方が、贈り物としていただいたワインをそのまま長期間、棚に入れておいている。床下の倉庫に入れっぱなしにしている。押し入れに入れている。これ飲めるかなあと、先日のイベントでも質問されました。

これはもう、味わえない悲しいことになっていると思われます。最近の温暖化が進んだ気候によって、一年中常温で置いていると、焼けてしまったような味になりもはや味わうどころでなく、傷んでしまいます。


すぐに飲むならば冷蔵庫に入れての保管も大丈夫ですが、冷蔵庫はワインにとっては冷たすぎるので、長年入れておくと冷蔵劣化の恐れも出てきます。
温度と湿度の管理ができるセラーがあれば、理想です。なければ、直射日光の当たらない涼しいところでの保管を切に願います(^^)/


私の知っている独り暮らしのワイン愛好家さんは、部屋の温度を1年中20度以下にしています。
彼は部屋中にワインを置いているので、冬に暖房がつけられないけどワインが大事だから、と震えながら寝ていると言っていました。
変態だねと言うと、喜んでいましたが 笑


私が一番最初に購入したワインセラーは、6本入りの小さなお手頃な価格のものでした。
長期保存を望まないのであれば少しの間保管するのには十分で、買ってもすぐ飲んでしまう私にはぴったりのものでした。
そしてワインの仕事を始めると、少し置いておきたいワインも出てきました。
もう少し大きなセラーが要るなと買い換えましたが、やはり最初から大きめのを購入しておけばよかったと思いました。


ボランジェのラ・グランダネ2012。
フレッシュで複雑。
パテやお肉も受け止める力強さもありました。
大切な友人に、聞いてもらいたい話をして心を休めた時間です。

彼女にはいつもエネルギーをもらい、良い刺激ももらう。テイクアウトしたフレンチレストランのドフィノワが美味しすぎて、隠し味を聞いて報告するねと約束した夜(早く聞こう)。