5日目の朝10時に、ムルソーにある「レ・パルセレール・ドゥ・ソゥ」を訪問しました。
シャンパーニュメゾン「ルクレール・ブリアン」のオーナーが、2017年にムルソーの古いネゴシアンメゾンを買収しスタートしたマイクロネゴシアンです。
スタート直後から、ジャスパーモーリスやジャンシス・ロビンソンに評価され、一気に注目を集めています。

1人の日本人女性がこちらで勤務されているので、日本語で案内していただきました。もう20年もこちらに勤務されているベテランのお方です。
地下には18世紀のカーヴがあり歴史を感じさせてくれますが、中は改装されていてとてもスタイリッシュ。
カーヴの広さは1500㎡、ムルソーでも大きい方だそうです。

この仕事をスタートして、最初に繋がった取引先にお願いして今回訪問することが叶いました。
1番のお薦めだと聞いて試飲してみて、とても素晴らしくレベルが高いと思ったので、私の開業当初からのお気に入りワインのひとつです。
醸造責任者はイザベルさんという女性の方で、1年以上は必ず寝かせ、瓶詰してからも最低半年以上は動かさないそうです。
ちょうどお会いしたのでご挨拶させていただきました。溌溂とした元気な女性でした。

彼女のきっちりした性格がワインに表れているとのこと。
全般的に、味わいはとても繊細でエレガントです。
各アイテムを年間300~600本しか造っていないので、そもそも数が少なく、入手は簡単ではありません。
樽の焼き具合が展示されています。

こちらでは一番軽めのものを使っているそうです。
新樽は使わず1年以上使用したものに限っているとのこと。

テラスからは目の前にあるジャック・プリウールのモノポールが見渡せます。
お天気が良かったらここで飲みたい 笑

そして、たくさんの試飲をさせていただきました。
・ブルゴーニュ シャルドネ 2023
リュリー、メルキュレのブドウを使用。
熟した洋梨のニュアンス、ふくよかでちょうどいい感じの厚み。

・ムルソー 2023
黄色いリンゴ、心地良い酸が飲みを進める。

・ペルナン・ヴェルジュレス 1er アン・カラドゥ 2023
ミネラル、硬い白い石、酸がキレイ。

・ムルソー レ・サントノ 2022
洋梨、チョーキーで口当たりはとても柔らかい。ふわっとした旨味。天ぷらと合わせたい。

・ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2023
若々しくフレッシュなイチゴやラズベリー、酸もイキイキとしていて、薄うま出汁系なので和食との相性が良さそう。

・ヴォルネイ 1er レ・ミタン 2019
まるでバラの香水のよう。芳醇なラズベリーリキュール。タンニンもきめ細かく、余韻が長い。

素晴らしかったです。
たくさんお時間いただき、ありがとうございました。
マイクロ・ネゴシアンのほとんどは、すでに出来上がったワインを買うのではなく、契約しているブドウ畑の仕事を手伝います。そして果実や果汁の状態で買い付けて醸造を行います。つまり土地を所有していないだけで、やっていることはドメーヌと変わりません。
高品質で、高い評価を獲得していることがわかります。
オリヴィエ・バーンスタインやルシアンヌ・モワンヌに比べたら、この味わいのレベルでは優しい価格だと言えます。(ご興味がおありの方はお問い合わせください。ご購入できます。)
浦上さん、心より感謝申し上げます。

この後はお天気も良くなったので、ムルソーの畑も見てきました。

少し上からムルソーが見渡せて、本当に気持ちが良かったです。

コント・ラフォンは訪問できなかったので、存在確認だけしてきました。

郵便ポストに名前が書いてあるだけ。看板も何にもありませんでした 笑

この後は、ピュリニィ・モンラッシェへ戻ります。

