とある日のフィッティング

ワインのフィッティング

ワインのイベントで人気のあった2本をお客様にご紹介したところ、それに加えてトータル10本のフィッティングのご依頼をいただきました。

リクエストのしかたが、いつも楽しいお客様です。
なので、選ぶこちらも楽しくなります。

 

甘くない泡を2本

軽めの赤3本

しっかりボディの赤2本

お薦め1本

のトータル10本くらいでお願いします。

予算はコミコミで50,000円くらいで。

だいたいで良いですよ。

 

 

こんな感じでリクエストをいただきました。

お客様のお好みは、イベントに来られた時のご注文ワインの傾向でだいたい把握をしているので、その方向でワインをお選びいたします。

 

甘くない泡には、ロワール地方のシャルドネで造られたエレガントなスパークリングワインと、まるでシャンパーニュのような驚きの品質のクレマン・ド・ブルゴーニュ。

軽めの赤には、親しみやすいジューシーなオレゴンのピノ・ノワール。親しみやすいけど繊細さも持ち合わせていてそこが美味しい1本です。

それからやっぱりブルゴーニュの赤ワインは外せないので、地方名ワインだけど樹齢の高いブドウから造られる余韻の美しい1本を。

3本目はヴォーヌ・ロマネの名門アンヌ・グロと旦那さんのトロ・ボーが造る、ラングドックの絶品ワイン。
ジャンシス・ロビンソンが「まるでブルゴーニュを飲んでいるかのよう」と絶賛したというワインです。

 

しっかりボディはボルドーのシャトー・パヴィのオーナーが極限まで収量を絞ってカスティヨンの可能性に挑戦した1本と、スペインのビオワイン世界を牽引するワイナリーの、飲みごたえのあるテンプラニーリョを。

 

そして「お薦めの1本」は、今このお客様に飲んでいただきたいEmioの推しワイン。
完熟したブドウの複雑味と長い余韻が特徴の、ブルゴーニュの白をお選びいたしました。これ、めっちゃ美味しいんです。レストランに行ってワインリストに載っていたら嬉しくなる、大好きなワインのひとつ。

 

 

こうやって私は、ワインのコーディネートをニヤニヤしながらやっております。