迫力のボノー・デュ・マルトレイ「コルトン・シャルルマーニュ」

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モンラッシェと並んで、世界最高峰のワインと讃えられる特級畑「コルトン・シャルルマーニュ」。

石灰質土壌で強いミネラル感を持つブドウが育ち、西向きの急斜面のため、西日を長時間浴び、力強さとフィネスがあります。そして20年ほどの長期熟成に耐えられる素晴らしいワインが生み出され、高い評価を得ています。

この畑の中心部に大区画を所有するボノー・デュ・マルトレイは、所有する畑が全てグラン・クリュという偉大なドメーヌです。そして、中世のヨーロッパ全土を治めたカール大帝が、かつて所有していた畑も含まれていると言われています(カール大帝はフランス語でシャルルマーニュ)。

ロマネ・コンティを生産するDRC社がこの畑をボノー・デュ・マルトレイから借りて、コルトン・シャルルマーニュを生産するというニュースにより、世界中から注目されています。

以前に味わった2004年は、硬い石のようなミネラル感、厚みがあって骨格のしっかりした白ワインという印象でしたが、今回の1995年は透明感のある、上品な味わい。飲み進めていくと、じわりとした強さが感じられました。

この畑で造られる赤ワインは「コルトン」という名になるため、ワインの試験勉強では大変悩ましい場所でもありました。。