次に訪れたのは大手メゾンのテタンジェ。
試飲ツアーが始まるまで、歴代のテタンジェ・コレクションを眺めて楽しみました。
4代目社長だったピエール・エマニュエル・テタンジェさんが「シャンパーニュはアートだ」と言うように、このシリーズは著名なアーティストの作品でボトル全体をフィルムコーティングしています。

各国のインポーターの名が刻まれています。
日本は、サッポロビールとピーロートジャパン。

カーヴ見学が始まりました。
ローマ時代に100年かけてローマ人が掘ったクレイエール。
神秘的です。

昔はランスの地下には全てのメゾンを合わせて200キロメートルのカーヴが網羅していて、第一次大戦時は防空壕としても使われていたとガイドさんが教えてくれました。
なのでカーヴの壁には避難してきた子供たちが楽しめるよう、お花や馬の絵が彫られていました。

現在のテタンジェのカーヴは4キロメートル。
コント・ド・シャンパーニュは13万本、こうやって寝かせて10年のシュールリーだそうです。

見学の後は、3種類の試飲。

左はブリュット レゼルヴ
40%シャルドネ、35%ピノ・ノワール、25%がムニエの3年熟成。
ドライで、良い感じの苦み。
真ん中はプレリュード グラン・クリュ
50%がコート・デ・ブランのシャルドネ、50%がモンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワール、6年熟成。
ミネラル豊かです。
右がフラッグシップのコント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2014
ブラン・ド・ブランを世に広めたパイオニアです。
5%樽を使い、95%はステンレスタンクを使用。
ものすごく樽を感じる味わいです。
キノコやチーズのニュアンスも感じられました。
2014年は最初、ミレジメを造る気がなかったそうで。
夏は大雨だったけれども収穫時に風が吹いて、ブドウを乾かしてくれたのでミレジメを造ったとのことでした。
説明に個性がなく、終始AIみたいなガイドさんでした 笑

